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9wで流産発覚 | 稽留流産の体験記① 〜手術が不安な方へ〜

流産の体験記
こんにちは。
はじめての妊娠で稽留流産を経験し、4ヶ月後に再び妊娠、現在、マタニティライフ真っ只中のmonakaです。
今回から7回にわけて、私の流産体験記を、お伝えしていきたいと思います。
まずは、流産が発覚した日のことを書いています。
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体験記について

稽留流産と分かった時、「まさか、私が…!?」と、信じられませんでした。
「流産」という存在は知っていたけど、自分に起こる可能性は、正直、まったく意識していなかったのです。

診断をされてから、流産のこと、手術のこと、次の妊娠のこと、たくさん調べました。
調べては泣いて、泣いては調べて。
この頃は、ちょっと異常なくらいGoogle検索魔になっていました。

不安と悲しみで押しつぶされそうでしたが、ネットで、流産を経て妊娠や出産された方のエピソードを読んで、「私も、この流産を乗り越えて、元気な子どもを産みたい…!」と、とても励まされました。

手術のことも、ネットで調べていた内容とほとんど同じだったので、心の準備をすることができてよかったです(^^)

で、検索していて思ったのが、細かい体験記はあんまり見つからないということ。
(私の検索の仕方が悪いのかもしれませんが..)

私の体験記が、誰かの気持ちを少しでも軽くすることができれば…!
流産手術の情報が、少しでも誰かの役に立てば…!

それだけを願って、私の実体験を、できるだけ細かく書いていこうと思います(^^)

9w検診で流産が発覚

28歳で結婚、29歳ではじめての赤ちゃんを妊娠しました。

流産がわかったのは、妊娠9週目。
妊娠5週目で妊娠確認、妊娠7週目に心拍を確認をして、3回目の妊婦検診でした。

赤ちゃんの成長が見れることを楽しみに、近所のクリニックへ受診。
内診台で、先生から、「前回から成長はしているのですが…ちょっと待ってくださいね」と言われました。

そのクリニックは、患者側にもモニターがあるので、私もエコー画面を見ていました。

そういえば、心拍がチラチラと動くのが全く見えない。
「え、もしかして、これって心拍が止まっているってこと・・・?」と急に不安になリました。

内診が終わり、先生から、「再検査が必要だけど、心拍が止まってしまっている可能性が高い」と言われました。

「この状況では、その可能性の方が高いですか?」と聞くと、「残念ながら、厳しいと思います」とのこと。

 

「流産のほとんどは、受精卵の時から正常に育たないことが決まっていたことが殆どです。
夫婦の体に問題があるとか、お母さんの生活に問題があった訳ではないですからね。
必要な処置をして、問題なければ、また次に妊娠できますから。
妊娠できる体ということが分かった、と思いましょうね。」

 

と、やさしく言われました。

冷静に聞いていましたが、「赤ちゃんがお腹の中で死んでしまっている」という事実が、ただただショックでした。

元々、その日は、分娩する予定の総合病院への紹介状をもらう予定でした。
予定通り紹介状をもらい、「再検査を受けて、必要なら処置もしてもらってくださいね」と言われました。

待合室に戻ると、事実が徐々に理解できてきて、頭が真っ白に。
貧血になりかけたので、処置室を借りて少し横になりました。

横になりながら、そこでようやく涙が出ました。
「この赤ちゃんには会えないんだ」
その事実が、辛かったです。

流産って、突然出血があったり、ひどい腹痛で救急で受診をするイメージがあったので、まさか何の感覚もなくて、検診でいきなりその事実を突きつけられるとは思っていませんでした。

夫と話した

夫には直接伝えたかったので、まずは帰宅。
バスの中で小さい赤ちゃんが泣いていたり、子どもが騒いでいたり、外を歩いている妊婦さんが見えて、余計に涙が出ました。

夫とは、元々外で待ち合わせて、ランチをする予定でした。
いきなり、「体調が悪い」「家に帰るね」とだけ伝えたため、心配した夫が電話してきました。

「大丈夫?」の一言に、涙で何も言えず。
「帰ったら話すね」とだけ伝えました。

家に帰って、先に帰っていた夫を見た瞬間に、涙が止まりませんでした。
事情も何も話さずに、ただ号泣する私を、夫はただ「大丈夫だよ」と言いながら抱きしめてくれました。

少し落ち着いてから、いろいろな話をしました。
病院であったこと、これから総合病院に予約して再検査を受けること。
高い可能性で流産していること、その場合、おそらく手術になること。
私たちに問題があった訳ではないこと、私の会社や仕事のことなど、たくさん話をしました。

すでに妊娠を伝えていた両親や兄弟には、再検査を受けて、手術の日程が決まったら話そうということになりました。

夫は、「大丈夫」「二人で乗り越えよう」「何があっても愛してるよ」と何度も言ってくれました。

ずっと泣いている私を励ましてくれた夫ですが、やっぱり今回のことは夫にもショックだったようです。
深夜、トイレで目が覚めてリビングにいると、夫も起きてきました。

励まし合って、支え合って、悲しみも喜びも分け合って生きていく。
結婚式の誓いの言葉みたいだけど、こうやって「夫婦」になっていくんだな〜、と実感した夜でした。

 

手術前の過ごし方 | 稽留流産の体験記② 〜手術が不安な方へ〜へ続く

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