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外資バリキャリOLが、流産後の妊娠を機に退職した話 | メリットとデメリット

流産コラム

こんにちは。
はじめての妊娠で稽留流産を経験し、4ヶ月後に再び妊娠、現在、マタニティライフ真っ只中のmonakaです。

今回は、会社を退職した時のことを買いています。

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想定外の流産をきっかけに、キャリアを見直す

私は、新卒から外資IT会社へ就職し、いわゆるバリキャリOLとして、四六時中がっつり働いてきました。
海外出張も、ヨーロッパからアメリカ、アジアまでたくさん行きました。

28歳で結婚し、29歳で待望の妊娠。

心拍も確認できて順調だと思っていたところ、妊娠9週目の検診で、突然、稽留流産の診断を受けました。
それまで、何の予兆もなく、覚悟もしていなかったので、ショックでした。

稽留流産や手術の体験記は、こちらに書いています(^^)
稽留流産の体験記①〜⑦

仕事も大事だったけど、結婚して、子どもが欲しいと思っていたので、妊娠が分かった時は、素直にとてもうれしかったです。
だけど、「仕事を辞める」という考えはありませんでした。

想定外の流産の経験は、キャリアに対する考え方を、大きく変えるきっかけになりました。

子どもは、奇跡

それまでの私は、「結婚したら、妊娠できて、出産できる」ものだと、何となくイメージしていました。

でも、そう簡単なことじゃない。

15%〜20%は流産するし、妊娠中も様々なリスクがあり、死産の可能性だってある。

「妊娠・出産は奇跡なんだ」

そう思えば思うほど、

「私は、これから子どもが産めるのだろうか?」
「私が人生で大事にしたいことって何だろう?」
「働きたいけど、子どもも優先したい。産めるものなら、子どもの成長をぜんぶ見届けたい。」
「キャリアって、他にも、どんな形があるんだろう」

と、考える時間が増えました。

フリーランスへ挑戦することに

夫とも、たくさん話し合った結果。

正社員としての仕事を辞めて、フリーランスに挑戦することに決めました。

  • 流産を乗り越えて、ちゃんと妊活をしたい!
  • 妊娠できたら、無事に生まれるように、赤ちゃん最優先で過ごしたい!
  • でも、「仕事」はしたい!
  • 家族を優先しながら、自宅で自由にお金を稼ぎたい!

フリーランスは、成功すれば、私の理想が、ぜんぶ実現できる方法です。

もちろん、フリーランスは正社員と違い、完全に収入ゼロからのスタートです。
稼げるようになるまで時間はかかるし、そもそも、ちゃんと稼げるのかも保証はありません。
成功してもリスクはあり、お金のことを考えると、正社員共働きが安心なのは百も承知です。

それでも、やってみる価値はある!
お金を優先して、少なくとも次に妊娠するまでは仕事を続けるとか、産休育休までねばって働くとかも考えました。
でも、やると決めたら、行動は早く!

幸い、私の場合は、正社員時代に貯めた資産がありました。
1年くらいは収入ゼロでも大丈夫、という金銭的なプランと、夫の全面的なサポート(家計見直しや引越し含め)、正社員にはもう戻らない!という覚悟のもと、退職を決めました。

夫との話し合いの中で見えてきた、私たち夫婦にとっての将来の理想。

「夫が正社員として働く。私がフリーランスとして在宅で稼ぐ」

という夢。

その夢に向かって、チャレンジすることに決めました✨

退職するメリット・デメリット

今回は、私のように、「妊娠や妊活をきっかけに、会社を退職したい」と悩んでいる方に向けて、メリットとデメリットをまとめたいと思います。

メリット

メリット
1. 体調優先の生活ができる
2. 平日時間に効率的に動ける
3. 仕事や人間関係のストレスが減る
4. 自己投資や勉強に時間がかけられる
5. 家事に時間がかけられる

体調優先の生活ができる

妊娠中は基本的に疲れやすく、人によっては、つわりや、切迫流産や切迫早産で安静が必要なケースもあります。

私も、妊娠初期は吐きづわりと食べづわりがあり、1日中だるくて、仕事をするだけで精一杯で、それ以外は何もできませんでした。

妊娠3ヶ月目で退職し、そのあとは、体の様子を見ながら、マイペースに活動できるようになりました。例えば、比較的元気な午前中は家事や在宅ワークに集中、夕方は昼寝して、夜にちょっと作業するとか。

つわりが終わった今でも、疲れがひどい時は、1時間横になってから作業するとか、自由にできるのはとても楽です。

平日時間に効率的に動ける

空いている平日に街に出ることができるようになり、待ち時間や渋滞がなく、ムダな時間が減りました。

例えば、スーパーでの買い物や、役所関連など、待たずに用事を済ませることができます。

妊婦検診も、平日の空いている時間に予約を取れるようになり、すごく楽になりました。

仕事や人間関係のストレスが減る

飲み会や、会議、仕事への評価や人間関係から解放され、ストレスフリーになりました。

特に妊娠してからは、体調不良で周りに気を遣わせる申し訳なさもストレスになっていたので、会社から解放されたことはとても大きかったです。

自己投資や勉強に時間がかけられる

退職してから、8時から17時までは自分の時間として、在宅ワークや勉強をしています(合間に家事をしながら)。

アウトプットする時間と、インプットする時間も、自分で自由に決められます。

会社で働いていると、自己投資や勉強のために自由に時間を使うことは難しいので、退職したからこそできる贅沢だと思っています。

家事に時間がかけられる

一番変わったのは、食事作りです。

自炊が増えたのはもちろん、効率的なまとめ買いや、作り置き、一汁三菜をつくるなど、「丁寧な食事」ができるようになりました。

それと、退職してから、生協の食材宅配をはじめました。
栄養あるものを、もっと効率的に、安く、丁寧に食べる生活に変わって、よかったと思っています。

デメリット

デメリット
1. 収入がなくなる
2. 産休育休でもらえるはずの手当がなくなる
3. 正社員としての就職が難しくなる
4. 保育園に入れにくくなる
5. 人との交流が激減する

収入がゼロになる

当たり前ですが、退職すると収入はなくなります

収入ゼロになるだけでなく、住民税や社会保険の支払いがあるため、マイナスになります。泣

退職後、配偶者の扶養に入れる場合は、健康保険や国民年金の負担はなくなりますが、住民税は前年度の年収に基いて支払わなければなりません。雇用保険に加入していた場合は失業手当がありますが、妊娠による退職の場合はすぐには受け取れません(産後の再就職時に受け取るための延長手続きは可能)。

「それくらいは、カバーできる!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!

それまで会社が支払ってくれていた企業年金や、確定拠出年金もなくなり、老後の資金は大丈夫…?
教育費は1人1000万円と言われているけれど、今、退職して、家族が増えて、お金は問題ないだろうか…?

共働き夫婦のどちらかが退職する場合、収入が半減するので、将来の金銭的デメリットはかなり大きいです。

 

超心配性な私は、この不安が大きくて、なかなか退職を決意できませんでした。

そこで、私の場合、夫婦でライフプランセミナーとFP相談会に参加し、今後の教育費、老後の資金について試算をしてもらいました。
ちなみに、全部、無料サービスを使い倒しました。笑

FPの方に、「私が専業主婦になった場合」「子どもが3人できた場合」「私がフリーランスになって月XX円稼いだ場合」など、いろんなパターンで試算をリクエストしたところ、細かいライフプランシートを作ってくださいました。

それを見て、「これからXX年間は、私が収入ゼロでも大丈夫」と夫婦で納得することができました。
それと、「フリーランスになって、月XX万円、稼げるようになる!」という、具体的な目標ができました。

私は、カタログ雑誌のスクロールがやっている、「女性のためのマネーセミナー(無料)」に参加し、セミナー参加者特典のFP相談を利用しました。
女性向けですが、夫婦で参加することもできます。

ちなみに、全然、怪しくないです。勧誘もありませんでした。
むしろ、超おしゃれな会場で、お菓子もでてきて、すっごくお得。笑

女性のためのマネーセミナー | スクロール主催/参加無料‎

本当に無料なので、将来のお金が不安な人は、退職する前に、ぜひ夫婦で行ってみてください!

産休育休でもらえるはずの手当がなくなる

妊娠でもらえるお金の詳細については、詳しいサイトがたくさんあるので割愛しますが、退職してしまうと、「出産手当金」と「育児休業給付金」がもらえなくなります。

ちなみに、退職しても、「妊婦健診費用の補助」と「出産育児一時金(42万円)」はもらえます。

保育園に入れにくくなる

まず、認可保育園へ入れるのは、ほぼ不可能と思っていた方がいいです。

就職活動をするために入園させたくても、基本的には「働いている人」が優先の仕組みなので、待機児童として順番待ちをすることになります。

他に子どもを預ける方法はありますが、認可外保育園は高いことがほとんどですし、幼稚園は3歳から、時間保育やベビーシッターは毎日利用することは難しいだろうし。。

退職するけど、生まれたら子どもを預けたい!と思っている人は、「保活」難民になる覚悟をしておいた方がよいと思います。

人との交流が減る

退職すると、家族以外とのコミュニケーションも、ほぼゼロになります。

私の場合、人との交流が激減しました。
友達と連絡を取ることはありますが毎日じゃないし、会社のメールやチャットがなくなっただけで、こんなにコミュニケーションってなくなるのか!!というくらい、静かな日常になりました。笑

「常に誰かとつながっていないと不安!」というタイプの方は、寂しくなる覚悟をしておいた方がいいと思います。

キャリアダウン?アップ?

「仕事を辞める」というのは、人生における、大きな決断です。
私は、会社を辞めたことを、「キャリアダウン」だとは思っていません。

正社員という働き方を辞めて、よかったと思っています。

お腹の中ですくすく育つ赤ちゃんと一緒に、毎日、家で、家事をしながら働いています。
もちろん、まだ、正社員の時ほどは稼げていません。

でも、続けていたら、必ず報われる日がくる!はず!…きて!笑

サポートしてくれる夫に毎日感謝をしながら、フリーで正社員の時より稼いで、「キャリアアップ」することが、これからの目標です!

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